未送信メール
私を見つめて


私も見つめて


抱きしめられて


二人の距離がなくなって…


それだけで私は幸せな気持ちになれた


「晴香…」

「私後悔はしてないの。ずっと初めては漣がいいって思ってたから」


いつかそういうことをするなら初めては好きな人と―――そう思ってた


「確かにあの日のことを思い出す時はあるけど…私が決めたことだから」


そのことに後悔も未練もないんだ


「そこまで決めてるならいいけど…ったく心配してたんだよ?
高校入ってから私からしないとメールも電話もしてこないし、漣君はあんま噂流れるしずっと気になってたんだよ?」



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