Canna*


「あのね―

今はお客様いないから
暇だけどもしかしたら
これから来るかもしれないし!


それに店番は私の
仕事だから!

私は任せられた事は
ちゃんと…


「まぁまぁ

息抜き息抜き!!」

全て言い終わる前に
遮られる

「…人の話を最後まで聞け!」
って怒った私の言葉も
全く聞いて無かった様子で
1人で笑いながら私を
引っ張っていく


…なんなの

コイツ


私はそう思いながらも
あまりにも強い引っ張っる力に
抵抗する事を諦めて
坂上遥についていく



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