Canna*




遥は今までにない
上機嫌な様子




「遥のバカ」



「バカって言った方が
カバなんだよ」



また小学生みたいな事
言ってるし



「さ!


お花見!!!」



遥は私の手をとって
引っ張る



私は足を前に出さない



「神流―?




何すねてんの」


「すねてません」



「すねてんじゃん」

「すねてないってば」



「…俺とお花見そんな嫌?」



私は顔を横に振る



「じゃあ何すねてんの」



「…すねてない」


「はいはい


お母さんに俺が
話かけたから?」


私は顔を横に振る




「…お母さんが助け船
だと思ったら
助けてもらえなかったからだ?


お母さんが自分の気持ちを
察してくれなかったから?」




「だからすねてないもん」



「子供か!!!」



…遥に子供なんて
言われるなんて屈辱


「だってすねてないんだもん」

「ガキ」

「なんで言い方かえたの」



「見た目はおとなっぽい
のにね」



遥が哀れみの目みたいので
私を見てくる



…むかつく




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