Canna*



「おぉ、神流か!」



おばあちゃんは
私を見つけると
そう言って手招きをする



私は縁側に座っている
おばあちゃんの隣に
腰をかける



「和美ばあちゃん久しぶりだね!」



まぁ久しぶりと言っても
1ヶ月あってなかっただけなんだけど




「神流
花屋は順調かい?」



おばあちゃんは優しい顔で
笑いながら私に訪ねる




「うん!」



と私は元気よく答える




それはよかった
とおばあちゃんはもう一度笑う






「…あ


そういえばのぅ


遥が仲良うしてくれとる
みたいじゃの




ありがとうな」



「…どういたしまして」



「よう神流の話しとるよ


嬉しそうに」



「そうなの?」





なんだかちょっと
嬉しくなってしまう




「遥はのぅ


今はあんな風に
しとるけど



昔はあんま人としゃべったり



しなかったからの




少し心配じゃったんじゃ」




私は和美ばあちゃんの
言葉に驚く



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