恋を、拳と共に

中学入学の頃に、俺は既に165cmを超えていたが、その頃の制服は母がとっくに近所に譲ってるし。
買い換えたあとの制服は、藤沢には大きすぎるだろう。
(多少、着たところを見てみたい気もするが)

祐一にメールで聞いてみると、卒業の時にクリーニングに出して、そのまましまってあるらしい。
とりあえず貸せる状態であることは確認できたので、藤沢に返信する。


『メール見ました。
俺も中学の時のを持ってるけど、
藤沢には大きすぎると思うから、
進藤に聞いてみたら、貸せるって。
どうする?

-秦野康太』
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