PIECE of SEVENS
自分はこの生活に満足している訳では無いが、嫌な訳でも無い
むしろ好きだ


でも、自分の不甲斐無さに腹が立つことだってあるが、自分の無力さは知っている


度胸だってない。なにせ告白もできない俺なんだから


「……」
ゴロっと仰向けになって、天井と睨めっこする


「あの娘は今頃……」

何てるだろう


家族と一緒に楽しく御飯でも食べているのだろうか

それともゆっくり一人で風呂にでも入っているのだろうか


「ふっ、風呂……っ///」
独りで赤面した


何考えてんだ俺は……


「中学のときはわりと話せたのになぁ」


今は全く話すことは無い
けど、なぜか凄く近い気がする


気がするだけ


向こうも同じ事考えてたりして……


んなわけないか


ふと時計を見ると0時をまわっていた


「カラオケ行ったからなぁ」


いつも通り7時に目覚ましをセットし誰もいない部屋に「おやすみ」といって床についた

………

……



俺の一日はこんな感じで終わった。


こんな最悪で楽しい日が何日か続いた


そして続くと思っていた


あの日、


あの事件が……


いや、『あの』戦争が再び始まるまでは……。


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