PIECE of SEVENS
はっ!!
目が覚めた。


…最悪だ


俺は七城優斗(しちじょうゆうと)
年齢16歳、性別男

居眠りしていて今、先生に怒られている真っ最中。


「聞いているのか!!」
怒鳴られた


「すいません」


「ったく。お前、今日の放課後、職員室な」
やってしまった。
反省文書かされる


[クスクス]
[ザワザワ]
笑われた。


先生はコツコツと足音を鳴らし「静かに」と言って教壇に戻っていった。


「お前、居眠りなんてめずらいしな」
隣の席の幼なじみ
五十嵐凌(いがらしりょう)がコソコソ話してきた。


「あぁ、眠い。どのくらい寝てた?」


「始まってすぐだから、20分くらいだな」
結構寝てたようだ。


「結構うなってたよ。お前大丈夫?」


「まぁ……ってか心配するなら起こせよ!」


「え、だって面白そうだったもん」
こいつ……


< 3 / 20 >

この作品をシェア

pagetop