天使と悪魔―先生と彼女、二人の特別な事情
◆ゲーセン1/4◆
私とみずえちゃんは時々二人で遊ぶ仲だった。最近はずっとご無沙汰だったけど。
みずえちゃんと駅前のゲーセンに行ったことがあった。
図書館や博物館、そういう静かな所が好きな私はとまどっていた。
実はゲーセンに一人で入ったことがない。こういう所は苦手だ。
「これ二人でやろうよ」
「これは何だい?」
大きな画面があってレプリカの銃が二丁。
「銃で出てくる敵を打つんだよ」
「そうか。少しやってみようか」
「うん、面白いよ」
私とみずえちゃんは時々二人で遊ぶ仲だった。最近はずっとご無沙汰だったけど。
みずえちゃんと駅前のゲーセンに行ったことがあった。
図書館や博物館、そういう静かな所が好きな私はとまどっていた。
実はゲーセンに一人で入ったことがない。こういう所は苦手だ。
「これ二人でやろうよ」
「これは何だい?」
大きな画面があってレプリカの銃が二丁。
「銃で出てくる敵を打つんだよ」
「そうか。少しやってみようか」
「うん、面白いよ」