天使と悪魔―先生と彼女、二人の特別な事情
◆欧鳴館2/2◆
本日お勧めの卵のキッシュ。
湯気が立ち上りいい香りがする。
私はナイフでキッシュを切り分け皿をようこちゃんのほうへ押しやった。
ようこちゃんの顔には一瞬驚きの表情があらわれたがすぐに消えてしまった。
食べることしか他にすることがないので皿はあっという間に空になった。
「デザート食べる?」
私がそう聞くとようこちゃんはかぶりをふった。
「じゃあ出ようか」
まじまじと向き合っているのが間が持たず、気まずくなってきた。
これからどこへ行こうか。せっかく近くまで来たから建長寺にでも寄って行こう。
本日お勧めの卵のキッシュ。
湯気が立ち上りいい香りがする。
私はナイフでキッシュを切り分け皿をようこちゃんのほうへ押しやった。
ようこちゃんの顔には一瞬驚きの表情があらわれたがすぐに消えてしまった。
食べることしか他にすることがないので皿はあっという間に空になった。
「デザート食べる?」
私がそう聞くとようこちゃんはかぶりをふった。
「じゃあ出ようか」
まじまじと向き合っているのが間が持たず、気まずくなってきた。
これからどこへ行こうか。せっかく近くまで来たから建長寺にでも寄って行こう。