俺カゴサイドストーリー
攻撃的だったり、優しかったり。



いや、あたしのカラダをオモチャのように扱うと言った方が正しい。



あたしの上で、あたしで遊ぶ。



その時の虎宇の顔は究極に楽しそう。



「飛んじゃうっ!!」

「終わってほしいなら愛してるって、言ってみな?」

「愛っ…してるっ!!」

「よくできました。ご褒美。飛んじゃえ」



自分から誘ったことを後悔するなんていつものこと。



白い世界に行って、戻っても虎宇は上にいる。



本当に楽しそうに。



「もうヤダっ…」

「じゃあ終わろうか。苦しいだろうけど我慢しなよ?」

「んっ…くぁっ…」



最後はいつもコレだ。



数時間後に目が覚める。



虎宇と一緒に湯船に浸かってたり、服を着せられてたり。



たまに裸のまま放置されてるけど。



今日は朝まで眠ってしまったみたいで、虎宇の姿はどこにもなかった。



帰っちゃったのか…。



ケータイを開くとメールが入ってて、もちろん虎宇から。



『ゆっくり寝るといいよ。次は朝までいるからね』



優しいなぁ…。



こんな時だけ。



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