俺カゴサイドストーリー
たくさんのモノを失ってきた人生の気がする。



小さな頃の自由、将来の夢、母親、そして妹。



留宇のことはまだ助けられた。



今守りたいものはアスカと仲間。



アスカだけは絶対に守る。



どんな手を使っても、俺はアスカを守るんだ。



「もしもし?」

「さっきはごめん」

「教え終わったの?」

「うん、だからかけた。アスカの声、聞きたくて」

「あたしも虎宇と話た~い」



大事なものは大事にしよう。



だからアスカは俺だけ見てればいいよ。



バイトなんか行かないで俺といて?



俺が食べさせてあげるから。



「明日泊まりに行く。一緒に寝たい」

「甘えん坊め」

「別にいいじゃん…。アスカにしか甘えないんだし…」

「他に甘えたら許さないけどね」

「どうなんの?」

「首輪につないで家から出してやんないね。監禁だよ、監禁」

「あはっ!!それやられたい!!」

「基本Sのくせに~!!」



アスカになら飼われたっていいかな?



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