俺カゴサイドストーリー
その日を境に、虎宇にバイトを紹介してもらったり、一緒にご飯を食べたり。



あたしは相変わらずホテル住まいだった。



『アスカといると、自分が超楽。たぶん初めに恥ずかしいとこ見せたからかも』

『じゃあ付き合おうか』

『いいね、ソレ。結婚できないけど恋愛なら出来るから』



こうしてあたしと虎宇は付き合った。



「俺といるのに~。なに考えてんの?」

「虎宇と付き合った時のこと思い出してた。もう1年以上前だね」

「だね!!アスカと出会えてよかった~。んにゃ~?留宇からメール来たっ!!」



相変わらずシスコン。



だけどそんな虎宇が好きだしね。



「あっ、そういえば俺、転校するから」

「まさか留宇のとこ?」

「うん。卒業までには今のとこ戻って大学行く」



これぞまさに究極のシスコン。



雷さんも大変だなぁ~…。



留宇とのケンカとかがバレたら刺されそう…。



まぁ、告げ口はしないけど。



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