虹色の恋い
6年後・・・――――――
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私は高校を卒業して
写真家という職についた
それは
誰にもあかしていない
私の夢だった。
いつものように
海にでて写真をとる
あの日以来
裕太とは連絡をとっていない
ふと空をみあげると
あの日のように
雲1つない真っ青な空
そして
吸い込まれていきそうなくらい
真っ青な海
6年前は隣に裕太がいた・・・
そう思うと
涙が溢れだしそうになった・・――
それを堪えて海に叫ぶ
「ゆーたー!元気してるー?私、ずーっとまってるよーっ」
「今日で待つのも終わりだな」
・・・・――――――
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時がとまったかのようだった
次の瞬間大好きな大好きな
懐かしい、私が求めていた
大好きなその香り、温もりに
つつまれていた・・・・
「おまたせ、美夏・・・」
「ゆー、た・・・・」
涙が溢れ出した
6年もの間の思いが一気に
涙へと変わり溢れ出した。
(海の青さは変わらないな。)
(私の気持ちもずーっとね)
青.fin・・・・・