虹色の恋い

「春さんっ・・・・」

いつもなら受け取り
すぐに帰ってしまう彼。
「はい?…」

呼び止められた私は
不思議に思いながらも
振り返った

「春さん…黄色バラの花言葉、しってますか?」

「ええ、'嫉妬'ですよね?」

「はい、じゃあ赤いバラの花言葉は?」

「'愛'ですよね?」

「はい・・・」

私は何故そんなことを
聞くのかわからなかった
だがその意味は次の瞬間明らかになった…

「じゃあ、これは俺からの春さんへの気持ちですっ」

顔を真っ赤にして言う彼。

「えっ・・・・?」

対象的私の頭の中は真っ白。

「だからっえっと・・・そのっ・・・俺、春さんの事が好きなんです!!よければ付き合ってくださいっ」


真っ赤なバラを差し出す彼。

やっと状況が理解できた私、そのとたん嬉しさで涙が溢れていた。

もちろん私の答えは…




「よろこんでっ。」






(俺達相思相愛だね。)(でも、何に嫉妬してたの?)
(しいていうなら、花?)



黄色fin・・・



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