さくらんぼ〜天と地の絆〜
「決めるのはお前だ」
カイトがいきなりぼそりと言われた。
「リカ…頑張ろう…」
「リカは大会に出て…」
頭の中に絵馬の言葉だけが浮かぶ。
「決めた。」
もう迷わない。
それでつぐなえるなら…
「大会…出ます。」
しばらく沈黙が続いた。
そしてカイトがニヤリと笑った。
さっきの笑いより少しだけ優しくなっているように見えた。
「いい度胸だ。」
するとカイトはくるりと背中を向け、黒い翼を広げた。
「あっ!ちょっと待って!!」
私は今にも飛び出そうとしているカイトを呼び止めた。
するとカイトは私の言いたいことが分かったようだ。
「絵馬と話したいのか?」
コクリと私はうなずいた。
するとカイトはとなりにいるゼロという蛇(正しくは魔獣、又は蛇竜)とボソボソと話し始めた。
しかし話し終えるとゼロは絵馬の魂を消してしまった。
「あっ!!」
「絵馬は今はお前とは話したくないらしい。」
話したくない…?
「勘違いすんな。嫌っているとかじゃなくて、お前の事を思って言ってんだからな。」
確かに…私をダンスに集中させるために言ったのかもしれない…。
だけど…せめてあの日のことだけでも…謝りたい…。
「じゃあ…たいか−」
「ちょっと待って!!」
カイトがいきなりぼそりと言われた。
「リカ…頑張ろう…」
「リカは大会に出て…」
頭の中に絵馬の言葉だけが浮かぶ。
「決めた。」
もう迷わない。
それでつぐなえるなら…
「大会…出ます。」
しばらく沈黙が続いた。
そしてカイトがニヤリと笑った。
さっきの笑いより少しだけ優しくなっているように見えた。
「いい度胸だ。」
するとカイトはくるりと背中を向け、黒い翼を広げた。
「あっ!ちょっと待って!!」
私は今にも飛び出そうとしているカイトを呼び止めた。
するとカイトは私の言いたいことが分かったようだ。
「絵馬と話したいのか?」
コクリと私はうなずいた。
するとカイトはとなりにいるゼロという蛇(正しくは魔獣、又は蛇竜)とボソボソと話し始めた。
しかし話し終えるとゼロは絵馬の魂を消してしまった。
「あっ!!」
「絵馬は今はお前とは話したくないらしい。」
話したくない…?
「勘違いすんな。嫌っているとかじゃなくて、お前の事を思って言ってんだからな。」
確かに…私をダンスに集中させるために言ったのかもしれない…。
だけど…せめてあの日のことだけでも…謝りたい…。
「じゃあ…たいか−」
「ちょっと待って!!」