ライラック


「だ~か~ら、あなたは明日からそこに住むの!!」

「……ぇ、ぇええ~!!」

「綾乃より1つ上の子と、5歳の幼稚園児の2人兄弟らしいの。」

「…ちょっ!!」

「荷物は送っておいたから、後は必要なものを持って行きなさい。」


……私の意見は無視ですか?




翌日。


あぁ、なんで朝日が昇るのよ。

次の日なんか来なければよかったのに…


「じゃ、お母さん行くから。」

「うん。」

「ちゃんとあちらとも仲良くやるのよ。」

「……」


あえて、ノーコメントで。


「いってきます。」

「いってらっしゃい。」


バタン。


「いっちゃった。。。」


いやだけど、私も行くか。


……そういえば、名前聞くの忘れた。


 
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