ライラック
私は、諦めて必要なものを持って紙に書かれてる住所を目指した。
だって、教科書や洋服など、ほとんど部屋になかったから。
これはもう、行くしかないでしょ。。。
歩いて行くと学校より少し離れてるけど、歩いて行ける高層マンション。
そこの18階が私がお世話になる部屋。
どんな人なんだろ?
エレベーターに乗り、その部屋を目指し私は固まった。
表札を見ると『桐野』と書かれてあった。
え?桐野…って、まさかねぇ
私は、意を決してインターホンに手を伸ばす。
そんなことはありませんように……
《は~い》
ガチャ
「どちらさま…」
「……」
部屋から出てきたのは桐野先輩だった。
神様、恨みますよ。。。