メガネ男子は俺様王子さま
車の中でも安斎さんは眉をキュッと寄せて、ずっと怖い顔をしていました。
何かいけなかったのでしょうか?あの追加の写真でしょうか?
とにかくわけのわからない私は混乱してしまいました。
「……あの、どこへ?」
気づくと、車はうちの駅とは違う方向に向かっているみたいなんです。
「ちょっとね。これからの対応を相談しないといけないから。」
「……はぁ」
安斎さんはまた冷たい声で返事をしたので、それ以上聞くことができませんでした。