メガネ男子は俺様王子さま
何だか要領をえませんが、すべては「ま、いいか」ですんでしまったようです。
「では、お付き合いの方も…」
「それは続行。これだけ学校中にわざわざ見せて歩いたのに、今更なしにはできねぇ。怪しすぎる。」
やっぱりワザとですか…。
「…それに言ったろ。図書室ロマンスってな。」
ポソッと珍しく小さな声で言いました。
「あ、佐渡さんに言ってた図書室ロマンス。それって何ですか?」
「はぁ?お前隣にいて聞いてなかったのかよ。」
いや、鳥肌がゾワゾワしまくってまして、どうにも落ち着かなくって、ごにょごにょ…。