メガネ男子は俺様王子さま

「次は20分後!二人の着替えが終わったらすぐ再開。」


止まることなく、まるでダンスを踊り続けたかのよう…。どれくらい撮り続けたのか息が荒くなっていましたが、リチャードさんの声を合図にあれよあれよという間にさっきの三人に連れられて、またパタパタと粉がはたかれ色を変えて塗りたくられ、着替えさせられました。





そんなことを何度も繰り返し、やっと…






「よし、終了!ご苦労さん。」



リチャードさんの声でようやく全部の終わりを告げられました。





「終わった…の?」



カイの腕の中にいた私は、気が抜けてヘタリと座りこんでしまいました。


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