メガネ男子は俺様王子さま

相変わらずよく喋りますね、安斎さん。何で学校から離れた賑やかな喫茶店に入ったのかがよくわかりました。



「だからあの写真を活かす為に、うちとモデル契約して仕事して。」





「はぃぃ〜?」



あまりの安斎さんの機関銃のごとき話しっぷりに、余計なことを考えていた私は途中のいくつかはすっ飛ばしてしまいましたが、最後はしっかり聞こえました。




「いえ、あの、だって…、何で?」


「だから!」



「いや、契約が必要なのはわかりますが、何で仕事まで?」



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