メガネ男子は俺様王子さま
「今カイは慣れないドラマの仕事やってるから、そっちに集中してほしいの。大丈夫、必要になったら時期を見てちゃんと私から説明しとくから。」
「…はぁ」
仕事がらみなら私には反論することはできません。でも、いいんでしょうか?
「じゃ頼んだわよ。日曜にね。絶対カイには内緒ね。」
安斎さんは軽やかに言い切ってウィンクすると、伝票をヒラヒラさせながら行ってしまいました。
あ、お金…。私の分払いそびれてしまいました…。