【完】バスカン!!


あたしは素直に首を振った。


「なんか、夏休み限定でマネージャーやれって言われた。そしたら合格の扱いにしてくれるみたい」

「ほんと?やった!」


繭子はタオルを放り出して、あたしの手を取った。


「よかった〜。さすがに校内合宿はあたし一人じゃ仕事がまわんなくて、困ってたんだ」


言いながら、繭子はにぎった手を上下にぶんぶん振る。

嬉しそう。
引き受けてよかった。



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