rose kiss☆
「あるけど。」

よかった・・・

「じゃあ明日学校から帰ったらお買い物に付き合ってくれる?」

「あぁ。分かった」

「ありがとう。」

するとしたからママの声がした。

ご飯の支度が出来たみたいだ。

「下いくか」

お兄ちゃんは立ち上がった。

私も一緒に立ち上がる。

そして、下に降りた。

リビングに行くとお姉ちゃんが帰ってきていた。

でもパパはまだ帰ってきていない。

「「「いただきます」」」

私達はそれぞれ席に着きご飯を食べ始めた。

「お姉ちゃん」

私はご飯を食べながらおねえちゃんを呼ぶ。

「どうしたの?実花」

お姉ちゃんは聞く。

私が大好きな綺麗な声で。

「お姉ちゃんはヒロと付き合ってるの?」

私は聞いた。

「ごほっ!ごほっ!」

お姉ちゃんはご飯をむせた。

シーン

あたりが静まり返る。

「なんで知ってるの?」

お姉ちゃんは麦茶を飲み一呼吸して聞いた。

「ヒロから聞いたの・・・美菜子先輩が来たときに。」

「美菜子?」

「知ってるの?」

お姉ちゃんは一度考えるしぐさをした。

もし、知っていたら大地との関係が分かるかもしれない。

元カノって言ってたけど、まだ他に関係を持っているような気がする・・・

「昔、同じクラスだったの・・・高校時代のときに」

やっぱり・・・

だからお姉ちゃんの名前知ってたんだ。

「でも。美菜子は名古屋の大学に行ったはずでしょ?なんで戻ってきたんだろ?」

お姉ちゃんも不思議そうに言った。

美菜子先輩に直接会って話すしかないかな・・・
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