rose kiss☆
「なんでここに?」

健斗が聞く。

「実はね・・・」

私はここに来た理由を全部話した。

すると健斗は

「今の美菜子に会わないほうがいい」

「?」

どういう意味?

美菜子先輩に会わないほうがいい?

どうして?

「大地ここに来たこと知ってるのか?」

「ううん・・・」

「とにかく今日は帰れ、又改めて来い」

私は仕方なく大学を出た。

なんで健斗は美菜子先輩に会わせてくれないんだろ?

なにかあったのかな・・・

いろいろ考えているうちに名古屋駅に着いた。

切符を買い駅のホールで電車を待つ。

プルルルル

私の携帯がなった。

相手は・・・大地

「もしもし」

私は、電話に出た。

『実花今どこだ』

大地が言う。

そういえば言ってなかったんだった・・・

名古屋に居るなんていったらきっと怒るだろうな・・・

「今?今は・・・駅」

『どこのだ』

もしかして怒ってる?

声が凄く怖い。

顔を見なくても声を聞けば分かる。

どうしよ・・・

『おい実花』

こうなったら!

いうしかない!

怒られたらそれはしょうがない。

だって言わない私が悪いんだもん。

「名古屋駅。」

『名古屋駅って・・・お前まさか・・・』
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