rose kiss☆
「右側が市瀬大地で左側が永野五木。」

ヒロは丁寧に教えてくれた。

「初めまして。ヒロの友達の稲葉実花です。よろしくお願いします」

私は自己紹介をした。

自己紹介少し苦手なんだよね・・・

ちゃんと出来てたかな?

あれ?

そういえばさっきヒロの紹介で大地て人居たよね?

私はその人を見た。

あっ・・・

この人見たことある・・・

今朝校門の前であった人だ!

そしてキーホルダーを拾ってくれた人でもある。

「へー・・・実花ちゃんていうんだ?よろしくね」

五木先輩が言う。

「はい。よろしくお願いします。」

「じゃあ、また放課後な実花」

そういってヒロたちは自分達の教室に戻った。

まだ女子達きゃーきゃーいってる・・・

そういえば・・・

さっきヒロ放課後っていったよね?

なんでかな?

キーンコーンカーンコーン

あっ!

チャイムなっちゃった!

私は急いで席に着く。

「実花」

龍が呼ぶ。

「ん?」

「弘樹先輩と知り合い?」

「知り合いって言うか・・・友達かな?」

「そっか」

どうしたんだろ?

なんか龍がおかしい気がする・・・

おちついていないというか・・・

そわそわしてる・・・

「龍?」

私は声をかけた。

「ん?あぁ・・・わりぃ・・・」

明らかにおかしい・・・
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