rose kiss☆
「はーい。皆さん。おはようございます。今からホームルームを始めます。」

私たちの担任は矢野美紀先生。

通称・美紀っち

なんでそうなったかって?

男子が勝手に決めたからかな・・・

そして長いホームルームが始まった。

私は先生の話がつまらなくなり龍のほうを向く。

寝てるし・・・

しかも堂々と・・・

そして先生のほうを向く。

気づいてない・・・

ていうか気づかないほうがおかしいよね・・・

キーンコーンカーンコーン

「はい。今日のホームルームはおわり」

といって先生は教室を出た。

「龍!龍!おきて!」

私は龍を起こす。

が・・・

一向に起きそうではない。

もお!こうなったら!

ふぅー

私は龍の耳に息を吹きかけた。

びく!

龍の体が揺れる。

「ふふっ」

私は思わず笑った。

「他に起こし方あっただろ・・・」

だるそうな顔で私に文句を言う。

「だってゆすっても起きないんだもん。だからそうしたの」

私は言い返した。

「・・・」

さすがになにもいえなくなったようだ。

・・・。

勝った!

「実花ー!中野君が呼んでるよー!」

親友の朱里が言う。

そしてヒロたちのほうに行く。

「どうしたの?」

ヒロに聞く。

「実花今から時間ある?」
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