rose kiss☆
「あるけど・・・」

どうしたんだろ?

しかも、五木先輩や大地先輩までいるし・・・

「じゃあ屋上いこ」

そして私たちは屋上に行った。

がちゃ

ヒロは屋上のドアを開けた。

えっ?

なんで?

なんでいるの?

私は目の前の光景が信じられなかった。

大学に行ってるはずのお兄ちゃんが、特攻服を着て屋上にいる。

「つれてきました・・・総長」

総長?

ってはい?

なんでヒロはお兄ちゃんが総長だって知ってるの?

「あぁ。実花いきなり御免な」

お兄ちゃんは申し訳なさそうに言う。

「ううん。ていうか学校は?」

「やすんだ。」

休んだ?

珍しい・・・

休んだ事ないのに・・・

「なんで特攻服?」

私は疑問に思っていたことを言った。

そしてもう1つの疑問も言った。

「なんで学校に入れたの?」

と言った。

関係者以外は入れないはず・・・

「悠さんは顔パスなんだ」

ヒロが言う。

顔パス?

それって顔だけ見てはいれるやつ?

「悠さんは、この学校の恩人なんだ。」

・・・。

おっしゃってる意味が良く分かりません・・・

「そう。あれ?実花にいってなかったっけ?」

お兄ちゃんが言う。

「聞いてないよ・・・」

「じゃあ教えるよ。」
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