隣のキミと

「あ、あのねっ、あたしっ」

「なんだよ」


「あ、あのっ──」



「玲央〜〜」


優芽の声は、純也の声に遮られた。


手招きをして、オレを呼んでいる。


「あぁ、今行く──で、優芽なに?」


「ううんっ、やっぱりいいやっ」


優芽のことを気になりつつも、オレは純也のところに向かった。



「あぁ、きたきた」


純也のところに向かうと、オレもよく知っている、中学時代に仲が良かったヤツたちがいた。


「あのさ、玲央」


< 101 / 266 >

この作品をシェア

pagetop