隣のキミと

それから、席に着くと、すぐに国語の授業が始まった。


このセンセー怖いんだよな。


寝たら、一発で終わりだ。


ふと、隣を見てみると


やっぱり、優芽は寝ていた。


こいつ、毎回毎回こりねーな。


起こしてやろうか考えたけど、おもしろそーだから、起こさないでおいた。



「飯島!」


「……は、はいっ」


「今、やってたところを読みなさい」



「え、えっと……わかりません」



「放課後、職員室に来なさい」


オレは、笑いそうになるのを必死で堪えた。


「は、…はい」


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