隣のキミと

──…

────……


「優芽、部活入るか考えてきた?」


今日の朝、千穂からの第一声はこの言葉。


「うん。あたしも入ろっかな」


「ホントに?やったぁ、2人だけだったから、嬉しいっ」



あたしは、マネージャーになることにした。



家に帰っても、どうせ暇だし。


やってみたいなって思った。


──…


「あれ?優芽。あそこにいるの、大城くんじゃない?」


昼休み、教室で千穂と喋っていると、大城くんがあたしの教室にきた。


「ホントだ。どうしたんだろ?誰かに用があるのかな?」

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