隣のキミと
「あたし、サッカー好きなの!だから、玲央が入ったからじゃないから…」


だけど、あたしは 玲央にこの気持ちを伝えるほど、素直じゃないから



最初は強気だったけど、だんだん語尾が弱くなってしまった。



サッカー好きなのは、本当だけど、



あたしは、玲央のやっているサッカーが好きなの。



「へぇ〜」



納得している玲央に内心ホッとした。



でも、次の玲央の言葉にあたしはドキッとした。




「─…オレは、優芽がサッカー部に入って嬉しい」


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