隣のキミと


───……


しばらく、立ち止まって泣いていた。



男子の声が聞こえて、慌てて近くの女子トイレに駆け込んだ。



前を向いたら、鏡があって自分の顔を見たら、ギョッとした。



何、このひどい顔………



目が充血していて、泣いていたのがバレバレ。



こんな顔で戻ったら、千穂に心配される。



水道で顔を洗い、少しはよくなったかな




そう思った、あたしは急いで食堂に向かった。



みんながもう食事を始めている。


こんなに時間が経ってたんだ


< 172 / 266 >

この作品をシェア

pagetop