隣のキミと



リレーの選手たちが練習をする場所へと向かうと


もうすでに、みんなが集合しているようだった。



「あ、玲央!もう、決まったから後は当日がんばろうぜ!」



だけど、どうやら走る順番だけを決めるだけだったらしい。


これで部活に行ける、と思ってると、


「あ、玲央がアンカーだから」とだけ言って、みんな部活場へと向かった。



そして



この場に残ったのは、オレと優芽。




何となく、気まずい雰囲気に。



「え…っと、玲央にバトンを渡すのがあたしだから」


< 214 / 266 >

この作品をシェア

pagetop