隣のキミと

も〜、龍希があんなこと言ったから気になっちゃうよぉ


普通に、普通に。


でも、あたしが必死なことを玲央が知るはずもなく


「熱あんじゃねーの?」


「大丈夫だって」



「ホントか?」


「うん」


「ま、バカは風邪ひかないって言うしな」


玲央は、ははっと笑った。

はぁ?


さっきまで心配してくれてたじゃんっ



あたし、勝手に意識しててバカみたいっ




「なによっ、それ」


「そのままの意味だけど?」



ムカつく〜


やっぱり、こんなやつ好きじゃないんだから〜
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