隣のキミと
―――――――…
『はじめっ』
今日は、テストの日。
みんなの、ペンが走る音が聞こえる。
あたしも、息を吸って問題を見た。
うそっ?
分かる問題がいっぱいある。
テストって、こんなに簡単だったっけ?
すごい、すらすら解けちゃう。
そして、問題を書き終わって見直ししていると、
『やめっ』
という、先生の声が聞こえた。
わぁっ
何だろう?
この達成感…
「玲央っ」
あたしは、嬉しくて玲央に喋りかけた。
「すごいよっ、テストがいい点取れるかもっ」