隣のキミと
「てか、優芽姉。デートだろ?」
「えぇっ?」
思いっきり挙動不審になったあたし。
でも、今日のってデート?
確かに、ダブルデートって感じだけど…
あたしが考え混んでいると
「だって、普段そんなの着ないだろ?」
あたしの服を指差しながら言ってきた。
「えっ、似合わないかな…?」
「似合わない」
「うそっ?」
ど、どうしよう
似合わないんじゃ、着るんじゃなかった。
どんどん青ざめていくあたし。
「あっ、オレ部活行かないと」
そんなあたしにお構いなしとでも言うように、
「じゃあな、優芽姉。デート頑張れよ」
と言って、蓮は部活に言ってしまった。
…って、
あたしも時間がないっ
着替えてる時間なんかない。
もう、これでいいやっ