【完】キミがいたから
あたしが、悠を好きだった頃。
麻友香も好きだって事が分かって。
あたしは悠の気持ちを知っていたから、諦めるために、告白したんだ。
麻由香はそれを知って、何度も泣いた。
“私が悠くんと奈央を邪魔した…”
何度もそう言ってた。
“そんなんじゃない。あたしがケリをつけたかった。麻由香は悪くない。
だから、あたしは身を引く…麻由香、頑張って…”
あたしが麻友香に送った言葉。
それを聞いて、麻友香はたくさん泣いたんだ。
それから、麻友香は悠に告白した。
麻「それを教えてくれたのは…。
奈央、アンタでしょ?」