【完】キミがいたから


湊「俺だったら、別れるな。…奈央は?」


なんで、そんなこと聞くの…っ


奈「あたしは、別れない。別れたく、ない」


湊「そっか」


そう言った湊斗の目は、いつか見たことあるような目をしていた。


前に屋上で話していたときの、目。


“少し寂しそうな、目”


何でまた、そんな目をしているの?


もうこれ以上、悲しい思いはしたくないよ、湊斗…っ。


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