【完】キミがいたから
奈「あぁ。西田晴…」
晴「西田晴人。高3。陸上部のキャプテン。よろしくね??」
麻友香の小声が聞こえていたらしい晴人先輩は、
あたしの紹介をかき消すように、自己紹介をした。
麻「私は、山口麻友香です。2人と同じクラスで、テニス部です。
……悠の…彼女ですっ」
晴「おぉ、悠の彼女!!悠も中々やるねぇー…」
悠「ははっ、どうも」
晴「おっといけねぇ。俺、そろそろ行くな。これから用事あんだ」
奈「そうなんですか、それではまた!!」
悠「さいならー」
麻「さようならっ」
晴「ばいばーい。悠、奈央ちゃん、麻友香ちゃん」
晴人先輩は、爽やかに帰っていった。
…と、同時に…