レンタル彼氏
「遅れてすいません。」
そう言って
大家さんに頭を下げ
私の隣に座ったのは
若草くんだった。
「おー待ってたぞイケメン!」
男の先輩がそう言って
若草くんを歓迎した。
どうも慣れた感じで話しているから、もう知り合いなんだって気づいた。
そんなやりとりを見ていた私に
「どーも。」
若草くんはこの前と同じ口調でそう言った。
なに…?
私…………
ドキドキしてる。
こないなぁって思ってたら突然来たから
驚いてるだけだよ………
でもそれと
同じくらい
嬉しかったりして。
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