レンタル彼氏


「遅れてすいません。」


そう言って
大家さんに頭を下げ
私の隣に座ったのは





若草くんだった。


「おー待ってたぞイケメン!」


男の先輩がそう言って
若草くんを歓迎した。


どうも慣れた感じで話しているから、もう知り合いなんだって気づいた。



そんなやりとりを見ていた私に



「どーも。」






若草くんはこの前と同じ口調でそう言った。





なに…?

私…………


ドキドキしてる。



こないなぁって思ってたら突然来たから





驚いてるだけだよ………



でもそれと

同じくらい

嬉しかったりして。








.
< 10 / 123 >

この作品をシェア

pagetop