レンタル彼氏


私は肩に触れる彼の手を振り払ってソファから立った。




『ばかじゃないの!?
それは本当の恋愛じゃないし、そんなことしても幸せになんかならない!!!』





「まあまあまあ…
じゃあ一週間、お試し期間ってことでどう?」




『はー!?』




「はい決まり。契約成立〜!」




なんて強引。




でも





なんでかな………?



嘘でも

若草くんが彼氏って

なんだか悪くないような


そんなことを思って

少し想像をしそうになった私がいた。






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