レンタル彼氏



『若草くんてさ、
なんのバイトしてるの?』



今日杏との会話で知ったことについて尋ねてみる。



「ん?モデルのバイトだけど。」




やっぱ本当だったんだー!





『へ、へぇ!すごいね!』



「そう?」



若草くん自身は
自分が有名であることをあまり気にもとめてない様子だった。





『今日はバイトないの?』


「うん。」



『モデルのお仕事って大変?』




「うん、いや………どうだろ。
さっきからやけに俺のバイトにこだわるね。」



若草くんは優しい笑顔を見せた。



そして

ごちそうさまと言って
手を合わせた。





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