キミノトナリ
「どっか行きたい場所ある?」


一が話しかけてきた

「どこでもいいよ」

一の顔まともに見れない


「了解」


何分、走っただろう


私は緊張しすぎて自分から話しかけれずにいた


はぁ、話したいのに話せない


一のこともっと知りたいのに



いつの間にか車は駐車場にとまっていた

大きいショッピングセンターの駐車場


ショッピングセンターはもう閉まっていて、一が車のライトを消した途端辺りが真っ暗になった
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