裏切りそして塀の中。
次の日私は入院する事になり、母親と一緒に病院へ行った。

母親とはケンカ状態が続き、大して会話もしないまま、入院する事になった。

診察してもらった時、怒られたけど、私には励ましになった。

『次の日に陣痛促進剤を使って陣痛を起こして、中でも全部切断してから取り出すから…』

なんか何事もないように説明してたけど、違うようにゆえば、陣痛促進剤を使って子供を騙してしかもおなかの中で殺すって言ってるのに、普通に話してる先生の神経を疑った。

《らいあに酷いことしてしまってる。》

この気持ちばっかりで、他になにも考えられなかったけど、実はとのもこうきも逃げていた。

連絡もとれないし、家に行っても居留守やったり。
親もまともに話を聞いてくれるような人じゃなかった。

私も実際どっちの子供かわからないのにどうしようというのか。

つくづく自分の無能さバカさに驚かされる数日だった。

そして次の日、注射をして少しするとお腹が痛くなってきた。
あまりの痛みに私は失神してたのか寝てただけか、看護婦に起こされるまできずかなかった。

そして10時に分娩室に入った。

すでに準備は整っていた。
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