裏切りそして塀の中。
家に上がった。
前となにも変わらなかった。
少し懐かしくてあの頃に戻れたらとか思った。

でも、もう騙されたくない。

はじめが出てきて一週間ぐらいたったある日。

私はこうちゃんと電話で話していると信じられない事を耳にした。

『はじめって出てきとったったいね。俺この前遊んだと。お前ら別れたと?』

『そうね。別れたってゆうか、私は待ってなかったけど、はじめは戻りたいっていーよったけん考えさしてってゆっとる。』

『あ〜ならゆわんがいいやか?』

『なんね?そこまでゆったならゆわんね。気になるやん。』

『いや、遊んだ時に女連れとって彼女?って聞いたら、うんって言いよったけん別れたとやかぁって思いよったとやんね。』

『そーね。彼女おるなら私は考える必要ないやんね。ありがとう。また電話するたい。』

電話を切って私はすぐ、はじめにメールした。

「今人から聞いたんやけど、彼女できたげなね。ってか次の日にはおったんやろ?ゆってくれればよかったとに。えーといちよ考えたけど、やっぱ付き合ってもはじめの事信用しきらんごた。どうせまたあんな事になったらたまらんし、どうしても戻りたいとは思えん。」

返事はいらないと入れてたので返事はこなかった。

私はまた新しい一歩を踏み出した。
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