裏切りそして塀の中。
―入学式―

私は小学校卒業して引っ越したので、友達が一人もいませんでした。

入学式を体育館でして、その後みんなでそれぞれ教室に入った。

教室に入って思った。

《誰も知らん。誰か話しかけてくれんかなぁ。》

私は自分から話しかけていくのが苦手だった。

教科書をもらったりしてたら前の席の"ももこ"が話しかけてきた。

『小学校どこ?友達おらんと?』

『うん、小学校卒業して引っ越したけん友達おらんくて…。』
『そうね!んじゃ友達なろう。』

私はその日からももこと仲良くなった。そのうちに学校も一緒に行くようになった。

日に日に仲良くなって授業中でも関係なく話まくってた。

そのうち隣の席の"星子"、ももこの隣の"ほーしゃん"とも仲良くなり友達も増えていった。

女の子はボーイッシュな"はる"、いつも明るい"まり"、家が近くの"あみ"、ちっこい"さと"、お姉さん的存在"ひろえ"、落ち着いた13歳"しずか"、犬みたいに人なつっこい"ひろみ"、ともよく一緒にいるようになっていた。
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