a-girl
おねえさんのマンションはとても広くて、あのトオルと呼ばれた男の人と一緒に住んで居るのかと思ったが、帰ってしまったので違うようだ。

お風呂では、有名ブランドのボディケアやバスグッズがずらっと並んでいて、面食らった。
「なんか飲む?って水とお酒しかないのよねー。」
高そうな、銃痕の模様が描かれたグラスに水道水を注がれて和はプッと笑う。
救急箱をいそいそと持ってきて、膝の手当てをしてくれる。
おねえさんが顔を上げて
「パンツみーえちゃった、白。」
ミニスカートなので膝の位置になるとどうしても見えてしまう。真っ赤になって手を置く。
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