15才の私。
「おう。………行くぞ、あゆ」
「え、あ…ぅん」
不意に握られた、私の左手。
/////やばい…。
ドキドキする……。
なんで、ドキドキしてるんだろう…?
「……ーぃ!!おい!!あゆ!!」
「えっ!?何!?」
「何ぼーっとしてんだよ、バカあゆ」
ばか!?!?
「はぁ?誰がバッ「お前が、バカ」
…むっ!!
「むかつくー……紀田くん、むかつく!!」
「おい」
紀田くんの手を振り切って、廊下を走った。