先生の彼女は小学生!?
先生と初めての会話
ひかりside

「そっそんな・・・、アタシの小学校生活どうなっちゃうの?」

アタシ、椎名ひかり、新小学6年生・・・。
ただ今、ショックで倒れそうです・・・。


「ひっかり~☆ アタシ達同じクラスだよ~!ヤッタネ!」

このハイテンションな子は村田美咲、
アタシ達は幼稚園の頃から、ず~と一緒。
実は美咲、村田財閥の娘なんだけど、全然お嬢様タイプではなくて、
どっちかっていうとサバサバしてるタイプ。
男女共仲が良くて、それに結構モテルの。
アタシの自慢の親友なんだ~。

「うん、そうだね!」

「ねぇひかり、アタシ達の担任誰だろうね? もし男の先生だったらどうする?(笑)」

「大丈夫だよ~、アタシ今のところ全員女の先生だし~♪」

そう、アタシは超が付くぐらい「男恐怖症」なのです・・・(泣)。

「そう甘く見ない方が良いと思うけどぉ? まぁいいや! じゃあ後でね。」

美咲は時間になると自分の席に着いた。








ガラガラガラッ





「みんなおはよう!今日から君たちの担任を任されました。宮川裕介、24歳です。」



  えっ・・・、嘘でしょ?・・・。

「じゃあ、早速名簿を呼びたいと思います。秋本さん、伊藤さん・・・、」

  嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・・。

「椎名さん、椎名ひかりさん、いないのか?」

「ひかり、ひかり、呼ばれてるって!」

「ほえっ?」

どうやらアタシはあまりにショックが大き過ぎて、頭の中が真っ白になっていたのである。

「椎名さん、俺の話聞いてなかったの? 罰で放課後1人で先生の仕事手伝ってもらいます!」

「はっはい~?」


驚きのあまり、体に力が入りません・・・。

アタシ、どうすればいいの~? 




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